挑戦のDNA

多くの事業家を⽣み出す会社でありたい

株式会社プラットフォームホールディングス 代表取締役社⻑ 阿部 夏朗

私のファーストキャリア

 かつてのバブル崩壊の中で、日本で最も優秀な層を集めていたはずの人気大企業が次々と破綻するのを目の当たりにした私は、“どんな状況になっても自分の手で道を切り拓いていける実力”を若いうちに身につけることこそが重要であると感じ、外資系のコンサルティング会社に就職しました。

 そして様々な⼤企業を担当して近い位置から向き合う中で、エリートともいえる優秀な大企業社員たちが充分に⼒を発揮できていないという状況に気が付きます。会社や組織の⼒に頼った考えの持ち主が多く、「⾃分がやらなければ」という主体性のある⼈の割合が少なかったのです。

 私のコンサルティング会社のスタイルはクライアントのオフィスに机を並べてプロジェクトをともに進めるというものでしたが、クライアントの社員は全員定時に帰ってしまい、深夜にオフィスを⾒渡すと我々などの外部スタッフしかいない―そんな不思議な光景は珍しくありませんでした。

充実度の高い仕事とは

 家族や友人との時間、趣味や旅行の時間と同様に、仕事の時間もまた、人生における非常に重要な要素です。そして、20代から60代という期間において最も多くの時間を費やすのは多くの場合、仕事でしょう。

 つまり、仕事における充実度は、人生の充実度を大きく左右するのです。では、充実度の高い仕事とは何でしょうか?

 「自分の視座を高め、可能性を拡げ、そして自分の取組みがハッキリと成果につながる」―そんな仕事であると私は考えます。

自分の価値を高められる環境で

 ところが、⼤企業では「⼤きな仕事」を「⼤勢」で取り組みます。若手⼀⼈が頑張らなくても大きな影響はないでしょうし、逆に⼀⼈だけが頑張ったとて同じことです。働く⼈たちがそう思ってしまう構造こそが、個⼈や組織のパワーを減退させてしまう大きな要因であると考えています。すぐに上層部に食い込むことを可能にする抜群の能力と柔軟な評価制度があるならともかく、そんな状況下で自分の可能性をどれほど高めることができるでしょうか。

 一方、小さなベンチャー企業では常に⼈が⾜りません。⾃分が⼿を抜けば業績悪化に直結しますし、逆に頑張れば⽬に⾒える形で成果がハッキリ出ます。だからこそ一人一人がより真剣に取り組む必要性が自ずと高くなり、成長する機会が多く得られるのです。

 もしあなたが仕事を通して果敢に挑戦し、自らの可能性や実力を大きく伸ばしたいのであれば、⼤きな組織の一部になるよりも、⼩さな組織であっても早くから中核として仕事に取り組んだ⽅が、遥かに意義深いのは間違いありません。

ビジネス環境の激しい変化

 昨今の社会の絶え間ない変化には目を見張るものがあります。技術革新やIT革命、金融の民主化や法規制の変容、災害・景気後退―こうした急激な変化は、当然ながらビジネス環境にも大きな影響を及ぼしています。既得権益は分解し、市場は開放性を増し、参入障壁は下がりつづけています。

 ビジネス環境の変化の連続によって、ビジネスチャンスが生まれやすくなりました。また、教育水準が世界的に向上したことで多くの人が世界中の情報にアクセスできるようになったため、そうしたチャンスを活かせる人が増え、グローバル規模での競争は激化の一途を辿っています。

 そして変化と競争が激しいからこそ、ビジネスの成功確率は下がり、その賞味期限は短くなりました。

挑戦する姿勢

 だからこそ、常に新しいことに挑戦していくことに、より大きな価値がある―それが今私たちが生きているビジネス環境・時代です。

 そうした社会状況を踏まえ、当社は創業以来、一つの事業に全てを賭けるのではなく、飲食店や美容院などのリアルビジネスの経営からコンサルティングまで、常に新しい分野へのチャレンジを続け、幅広い事業にリソースを分散し、グループ全体の成長を図ってきました。

 一見すると「経営資源を投下する分野を選択、集中する」という既存の経営セオリーに反するほどの幅広いジャンルの事業を手がけていますが、だからこそ、変化のスピードが非常に速くなった現代に対応することができるのです。

だから多くの事業家を生み出す会社でありたい

 そんな時代に求められているのは、新しいことに挑戦するリーダーの存在です。課題を発見し、既成概念を疑い、当事者意識を以て選択と決断を繰り返しながらイノベーションを起こしていく“事業家”です。

 だからこそ、我々は多くの事業家・リーダーを⽣み出す会社でありたいと考えています。⾃分の幸せを他⼈や組織に頼るのではなく、⾃分で主体的に動いて創っていく⼒を身に付けたいと思っている⼈と働きたいと考えています。

 当社は現在、事業拡大の成長フェーズの只中にあり、これからの組織を自分たちの手で創っていくことになります。私たちの考えに共感いただける⽅と⼀緒に仲間として働けることを、楽しみにしています。

株式会社プラットフォームホールディングス
代表取締役社⻑ 阿部 夏朗

当社の新卒社員は全員「社長直下」に配属されます。詳しくはこちら

代表略歴

1998年3月 東京工業大学工学部経営システム工学科卒業
1998年5月 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア(株))入社
プロセスグループにて官公庁向けの業務改革、システム導入を担当
戦略グループにて、学校法人、通信キャリア、家電メーカーを担当
2002年7月 (株)ワイズテーブルコーポレーション入社
経営企画室長としてIPO準備等を担当。2004年3月にマザーズ上場
上場後は、新規事業「PIZZA SALVATORE CUOMO」の立ち上げを担当
2004年10月 夢の街創造委員会(株)(宅配ポータルサイト「出前館」運営)入社
取締役副社長として、会社業務全般、IPOなどを担当。2006年6月JASDAQ上場
2009年1月 当社に参加